ブルームバーグの報道によると、暗号通貨市場の長期間に渡る下落により、バンク・オブ・アメリカのアクティブな暗号通貨ユーザー数は半分以上を減少した。
ビットコイン（BTC）が昨年11月に過去最高値を記録した後、暗号通貨市場の暴落が始まり、投資家は不安を感じて市場から撤退した。2021年11月には100万人いた同行の暗号通貨ユーザー数も今年5月には50万人以下にまで減少した。
バンク・オブ・アメリカの研究チームは「暗号通貨の暴落やステーブルコインの崩壊で暗号通貨市場に激震が走っている」と報告している。
他のリスク資産と同様、暗号通貨も金融引き締め政策の影響を受けている。連邦準備制度や他国の中央銀行の利上げ政策により、暗号通貨市場は大きく下げている。市場全体の時価総額はピークであった2021年11月の約3兆ドルから1兆ドル未満にまで減った。
このような背景の中、暗号資産に対する投資家のセンチメントも低下している。バンク・オブ・アメリカは4月から6月にかけて、暗号通貨への投資に対する興味を調査した。その結果によると、「まだ投資をしていない、または投資する予定はない」と回答した人の割合は前回調査の21％から30％に増加した。
暗号通貨市場の低迷は経済全体に大きなダメージを与えない可能性がある。
「暗号通貨は米国の家計金融資産全体の1％未満しか占めておらず、
これは暗号資産を信頼できる長期投資と見なす人が少ないことを示している」
とバンク・オブ・アメリカは見ている。
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
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