世界規模の投資信託評価会社モーニングスター(Morningstar)社のデータによると、6月最もパフォーマンスが悪かった欧州の上場取引型金融商品(ETP)*はすべて暗号通貨関連の商品だった。暗号通貨ETPを扱う21シェアーズ(21Shares)社の欧州で上場した4つの暗号通貨ETPの全リターンは-40%以下であり、リターンが最も低かった21Shares Aave ETPのリターンは-52.6%であった。
また、同社のビットコインキャッシュ(BCH)ETP、イーサリアム(ETH)ETP、ビットコイン(BTC)・スイスETPも、6月のワーストETP15に入り、それぞれ-47.5%、-46.5%、-40.5%のリターンだった。
ETFドットコム(ETF.com)のシニアアナリストであるスミット・ロイ(Sumit Roy)氏は「いくら暗号通貨市場が不安定であると言っても、1ヶ月で50%の下落は衝撃的だ。これは現在の暗号市場に大きなリスクが潜んでいることを示している」と指摘した。
21シェアーズ社のETPプロダクト・ディレクターであるアーサー・クラウス(Arthur Krause)氏は下記のように述べた。
不安定な市場だからこそ、弊社はお客様と緊密に連絡を取っている。21シェアーズ社を利用するのは長期投資家が多いので、出金はほとんどない。
むしろ、底値で購入しているため、逆に入金がある。
21シェアーズ社のビットコインETPとイーサリアムETPの6月の入金額はそれぞれ2,000万ドル、1,000万ドルと欧州市場で最大の入金額を記録した。
モーニングスター社の投資専門家であるヴァレリオ・バセリ(Valerio Baselli)氏は
「暗号通貨ETPは今年に入って3月以外をすべての月が最悪のパフォーマンスだ。暗号通貨エコシステム全体が圧力にされされているため、ビットコインは6月末に2万ドルを割り込んだ」と説明した。
彼はまた、
「暗号通貨に対して、投資家の見方は二極化している。懐疑派は今がバブル崩壊の時期だと見なし、静観している。一方、暗号通貨信者は他の投資家に値が下がっている今こそ保有量を増やせと勧めている」と述べた。
米国ETFも6月はパフォーマンスが悪かった。モーニングスター・ダイレクト( Morningstar Direct)のデータによると、パフォーマンスが最悪の15のファンドのうち7つが暗号通貨ファンドである。資産運用会社ヴァンネック(VanEck)社のデジタルアセットマイニングETF(Digital Assets Mining ETF:DAM)の月間リターンは-43%で、同カテゴリーで最低のリターンであった。
ビットコイン先物ETFのパフォーマンスも悪く、プロシェアーズ(ProShares)社、ヴァルキリー・インベストメント(Valkyrie Investments)社、ヴァンネック社のリターンは約-41%であった。
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
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