イギリス金融行動監視機構(The Financial Conduct Authority:FCA)の消費者・競争部門業務執行取締役シェルドン・ミルズ(Sheldon Mills)氏は9月29日のシティ&フィナンシャル・カンファレンス(City & Financial conference) で、多くの暗号資産関連企業がイギリスでの営業ライセンスを申請していることを明らかにした。
ミルズ氏は「彼らはFCAライセンスのメリットを理解している。厳しいFCAの基準を満たせば、他の国や地域のライセンス取得に有利になるからだ」と述べた。
さらに、「FCAは暗号資産関連企業に対してライセンス要件を変えるつもりはない。多くの企業は一度拒否されても、再申請している」、
「これはイギリスの経済や金融業界にとって有益であり、競争、国内投資、成長にとっても望ましいことだ」と付け加えた。
FCAはライセンスチームに新たに95人採用し、40%の申請を処理した。
なお、FCAライセンスを申請した暗号資産関連企業の90%が基準を満たせず、申請を取り下げるか、拒否された。
イギリスの議員や暗号資産業界は、金融規制当局のライセンス審査に時間がかかり過ぎること、そして多くの申請者を拒否していることを批判している。
立法課題にも取り上げられた暗号資産
2022年5月、チャールズ国王(当時、皇太子)はエリザベス女王に代わって行ったスピーチで、翌年の立法課題に関する概要の一つとして「金融サービス・市場法案」を挙げ、暗号資産の導入を支援する計画を明らかにした。この法案の目的は、「金融サービスにおける世界のリーダーとしてのイギリスの地位を維持・強化すること」と「ブレグジット (Brexit)のメリットを享受すること」である。
リズ・トラス新首相政権は、暗号資産のライセンス基準の改正、コストの削減、審査の加速化を期待されているが、当面ライセンス基準は厳しいままだろう。
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