暗号通貨会社がハッキング事件で840万ドル相当暗号通貨不正流出

Defi(分散型金融)レンディングプラットフォームのMoolaは10月18日ハッキングされ、840万ドルの被害を被った。

手口は流動性の低いネイティブトークンMOOの価格操作であった。ハッカーは4.5万ドル相当のMOOを購入し、それを担保にMoolaからCELOトークンを借り入、借り入れたCELOトークンでMOOを買い増した。MOO は流動性が非常に低いトークンであるため、価格の急上昇が関心を集め、MOOは6,400%に急騰した。

ハッカーは価格操作で、合計 120 万ドル相当のMOO、74 万ドルのCELO Euro(CEUR)、64.4万ドルのCELO Dollar(CUSD)、 660万ドル相当のCELOを吸い上げた。

このハッキングを受けて、Moolaはハッキングに遭ったという声明を出し、「今後24時間以内に資金を返還すれば報奨金を支払う」と発表した。また、Moolaのすべての活動を一時停止し、法執行機関に相談し、ハッカーがトークンの換金を困難にする措置を取ったことを公表した。

その後、Moolaはツイータ―で、「盗まれた資金の93%以上が管理者用マルチシグウォレットに返還された」とツイートした。また、Moolaはハッカーに未返却資金の一部をImpactMarketに寄付するよう勧めたところ、ハッカーは勧めに応じ寄付した。
ImpactMarketのCEOマルコ・バルボーザ(Marco Barbosa)氏は ツイーターで、「5万CELOがCUSDに換金され、Impact Marketを通じて30カ国以上の発展途上国の数千の貧困家庭を支援するために、寄付があったのを確認した」とツイートした。

マルコ氏は事件が起きたことは知っているが、関与していないと主張している。

ブロックチェーン分析会社チェイナリシス(Chainalysis)のレポートによると、2022年、ハッキングや資金の盗難など暗号通貨に関わる犯罪が増加している。そのうち、DeFiプロトコルからの盗難が増加している。「サイバー犯罪者は、暗号通貨に対する投資家の関心、クロスチェーンの複雑さ、 DeFi プラットフォームのオープンソースを利用し、DeFiのスマートコントラクトの脆弱性を悪用し、暗号通貨に狙いを定めている」とその背景を説明した。

米国連邦捜査局 (FBI) は2021年8月、サイバー犯罪のリスクについて投資家やプラットフォームに警告し、対応措置を講じた。法執行機関もDeFi市場参加者に資産を守る対策をするよう推奨している。

本文に引用したトークン情報
Celo:https://www.wikibit.com/ja/tk/6379532325520.html
Celo Euro(cEUR):https://www.wikibit.com/ja/tk/6426395991920.html
Celo Dollar(cUSD):https://www.wikibit.com/ja/tk/6263745150320.html

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