香港の証券及期貨事務監察委員会(Hong Kong’s Securities and Futures Commission:SFC)のフィンテック部門責任者エリザベス・ウォン(Elizabeth Wong)氏は10月17日、香港投資推広署(InvestHK)主催のパネルディスカッションで暗号通貨規制について語った。
ウォン氏は、「私たちは暗号通貨業界の規制に対して4年間の経験がある。暗号通貨投資の専門投資家のみの要件を継続するかについて検討する良い時期である」と述べ、「香港の暗号資産に対する規制は中国本土とは異なる。香港は暗号通貨の規制に対して独自の法案を提出できる」と強調し、規制当局が個人投資家の暗号資産への投資に対する許可を検討していることを明らかにした。
香港の暗号通貨への規制歴史
2019年11月
香港SFCは2019年11月、暗号通貨取引プラットフォームの規制枠組みを導入した。暗号通貨取引サービスを提供する予定がある取引所のうち、最低でも1つのセキュリティトークンの取引を提供できる集中型取引所であれば香港SFCにライセンスを申請できる。一方、ライセンス取得者は専門投資家にのみサービスを提供しなければならないという規制がある。専門投資家は800万香港ドル(100万米ドル)以上の流動資産を持つ投資家と規定されている。
2020年12月
2020年12月、香港SFCは暗号資産取引プラットフォームに対して初めてライセンスを発行した。
ウォン氏は「香港SFCはさらに個人投資家が暗号資産に投資できるよういくつかの要件を緩和する予定である」と述べた。また、「現在、個人投資家が暗号通貨の上場投資信託(ETF)に投資できるよう規制を見直している」と付け加えた。
香港SFCは個人投資家の暗号通貨への直接投資についてパブリックコメントを求める予定である。
また、香港は近々、暗号取引プラットフォームのライセンス義務化を実施する予定である。香港政府は厳しい規制によって香港を離れたフィンテック企業を呼び戻すのに努めている。
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