FTX 責任者の暗号通貨規制枠組み草案が炎上

暗号通貨取引所FTXの創設者兼最高経営責任者のサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏は10月19日に、「暗号通貨規制は避けられない。正しいアプローチが必要であり、そうすれば世界は大きく変わっていく」と規制の枠組みについて草案を公開した。

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草案内容

フリード氏は、「違法な金融活動に関連するアドレスを素早く正しく把握できるリストが必要である。また、P2P転送は制裁対象者に送らない限り無料にすべきだ」と述べ、制裁コンプライアンス、セキュリティ侵害とハッキング被害の軽減、資産の公開と透明性の確保、顧客情報の提供、顧客の保護基準の作成等について、業界、規制当局、法律家が協力して取り込むべきだと指摘した。

フリード氏の草案は大きな波紋を呼び、業界関係者から反論が上がった。

取引、追跡無料のオープンソースプラットフォームのシェイプシフト(ShapeShift)の創設者エリック・ボーヒーズ(Erik Voorhees)氏は、「フリード氏の米国財務省外国資産管理局(the U.S. Office of Foreign Assets Control:OFAC)を賛美している」と強く批判した。

「OFACの制裁リストの中にはイランという国全体が含まれているので、8000万人の罪のないイラン人を未来のグローバル金融から締め出すことになる」、「詐欺や盗難防止に役立つ民間企業がアクセスできるブラックリストと市場関係者全員に強制力のあるブラックリストは区別すべきだ」と主張した。

また、ボーヒーズ氏は、分散型プロトコルを銀行機密保護法下で管理するという提案に対して、「フリード氏のDeFiに関する提案は最も問題のある部分だ」と異議を唱えた。

彼は「フリード氏の個人がDeFiスマートコントラクトを閲覧、読み取り、書き込みできるウェブサイトはライセンス制にすべきという提案は、資金力のある大企業のみが許可されるため、新しいプロジェクトを立ち上げるクリエイターやイノベーターを排除することに繋がる」と指摘した。

フリード氏の提案に強く反論した人物はボーヒーズ氏の他、暗号通貨投資家のライアン・ショーン・アダムス(Ryan Sean Adams)氏もいた。アダムス氏は、DeFiがOFACに準拠し、DeFiプロジェクトのプロバイダーがブローカーディーラーとして登録することは合理的でないと述べ、さらに資産凍結の常態化も問題となると反論した。

フリード氏は、「多くの人々が様々な点で反対することは理解している。それは素晴らしいことであり、私には学ぶべき人々がいるという証である」と規制枠組み草案に関する反論に耳を傾ける謙虚な姿勢を見せた。

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