米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission:SEC)は3月6日、マイアミに拠点を置く投資顧問会社BKCoin Management LLCと代表者ケルビン・カン(Kevin Kang)氏に対して緊急訴訟を提起したと発表した。
SECは、「同社とその代表は2018年10月から2022年9月までに、少なくとも55人の投資家から1億ドルの資金を調達し、ねずみ講のような方法で投資家に配当を行っていた」と主張している。
BKCoinとカン氏は投資家に、「資金は暗号資産の取引に使用され、セパレートリー・マネージド・アカウントと5 つのプライベートファンドを介して報酬を得られる」と説明した。
しかし、実態は360 万ドル以上の顧客資金を使って投資家に報酬を支払っていた。さらに、カン氏は少なくとも37万ドルの顧客資金を休暇、スポーツイベントのチケット、ニューヨーク市のアパートの支払いに不正流用した。カン氏は一部ファンドの第三者の管理者に銀行口座の残高を水増し改ざんした資料を提供し、顧客資金の不正流用を隠蔽しようとした。この他、BKCoinまたはファンド 1社が四大監査法人から監査報告書を受け取ったと投資家に報告をしていたが、実際には受け取っていなかった
SECマイアミ事務所ディレクターのエリック・I・ブスティロ(Eric I. Bustillo)氏は、「当局は、BKCoinとカン氏に対して、資産凍結、管財人の選任、その他の緊急の救済措置を採った。SEOの活動は、投資家を保護し、暗号通貨を含むすべての証券分野における詐欺を撲滅することである」と述べた。
SECの投資家教育支援局(OIEA)および執行局のリテール戦略タスクフォース(RSTF)はデジタル資産および暗号投資に関する投資家向け注意喚起およびMLM(マルチレベルマーケティング)を装ったピラミッドスキームに関する投資家向け注意喚起を発表した。
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