現在、カナダは暗号通貨の規制を強化している。そのため、カナダから撤退、または撤退を検討している暗号通貨企業は少なくない。
暗号通貨取引所バイナンス(Binance)は5月13日にカナダ市場から撤退することを発表した。
バイナンスは、「新たに暗号通貨取引所に課されたステーブルコインや投資家の制限に関する規則によって、現時点ではカナダ市場では事業を続けられなくなった。弊社では、この決断を延期しカナダのユーザーを保護するような、他の方法を模索していたが、方法が見つからなかった」とツイートした。
暗号通貨取引所バイビット(ByBit)も5月30日、カナダ市場でのサービスの一次停止を発表した。バイビットは一時停止の理由について、「カナダにおける規制強化を考慮した」と述べた。
バイビットは、「2023年5月31日8 時 (UTC)以降、カナダ居住者およびカナダ人からの新規口座開設の申請を停止する。カナダの顧客は2023 年 7 月 31 日午前 8 時 (UTC) より、すべての商品およびサービスに対して、新規入金、新規契約の締結、ポジションの追加ができなくなるが、ポジションの決済または縮小は可能である。なお、2023 年 9 月 31 日午前 8 時 (UTC)以降、すべての商品証拠金商品およびデリバティブ契約は自動的に清算され、清算された資金は引き出すことができる」と述べた。
なお、バイビットは、「最近の規制の進展に鑑み、弊社は製品およびサービスの提供を一時停止する」と説明したものの、具体的な規制については言及していない。また、バイビットは撤退ではなく一次停止と発表しているが、規制が緩和された後に再開するかについては触れていない。
カナダ政府は投資家保護と不正行為防止のため、暗号通貨市場の規制を強化している。カナダ証券管理局(Canadian Securities Administrators:CSA)は2月22日、同国で運営を行う暗号通貨取引所に対して、暗号通貨の分離保管やレバレッジ取引サービスの提供禁止、CSAの承認無しでのステーブルコインの取り扱い禁止などの規制を追加した。
カナダの規制強化を受け、バイナンスとバイビット以外にもOKX、dYdX、Paxos、Binanceなどの暗号通貨取引所および暗号通貨関連企業がカナダからの撤退を続々と発表している。そのため、カナダの暗号通貨投資家にとって選択肢が狭まる一方、カナダの暗号通貨市場は安全で信頼できる市場になるだろう。
世界中の暗号通貨、トークン、プロジェクトの安全性と信頼性を評価するWikiBitでは、バイナンスのスコアは9.24、バイビットのスコアは5.23である。
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