6月5日のバイナンス(Binance)、6月6日のコインベース(Coinbase)と米証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission:SEC)の暗号通貨取引所に対する取り締まりが強まり、米国の暗号通貨業界は戦々恐々としている。


そんな中、6月12日、米下院議員ウォーレン・デイビッドソン(Warren Davidson)氏はSEC安定化法(SEC Stabilization Act)を提出した。SEC安定化法はSECの再編、そしてSEC委員長ゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)氏を解任することが主な目的である。
デイビッドソン氏は、「米国の資本市場は、現在の専制的な委員長から保護されなければならない。だからこそ、私は権力の乱用を是正し、今後何年にも渡ってもたらされる市場の利益を守るため法案を提出する。今こそ真の改革を行い、SEC委員長ゲーリー・ゲンスラーを解雇する時だ」と語った。
共同でSEC安定化法を作成した米国下院議員トム・エマー(Tom Emmer)氏は、「SEC安定化法は、SECが真に優先すべきが無謀な委員長の気まぐれではなく、彼らが保護すべき投資家であることを確認するために、SECに対して常識的な変更を行うものである」と述べた。
今回のSEC安定化法はデイビッドソン氏のツイートに端を発する。4月16日、コインベース(Coinbase)最高法務責任者ポール・グレワル(Paul Grewal)氏がゲンスラー氏の暗号通貨取引所の定義の再定義に関する発言に対して行ったツイートに対して、デイビッドソン氏は「長きに渡る一連の権力乱用を正すため、SEC委員長を解任し、取締役会に報告する事務局長と交代させる法案を提出する。SECの元委員長は不適格である」とツイートした。

さらに、SEC安定化法では、いかなる政党も委員会で3議席以上(過半数)を占めないようにし、連邦選挙委員会(Federal Election Commission:FEC)と似た構造にするという。
なお、SECはSEC安定化法に関するコメントを控えている。
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