ChatGPTを開発したOpenAIのCEOサム・アルトマン(Sam Altman)氏が共同で創業したプロジェクトであるワールドコイン(Worldcoin)財団はネイティブトークンのワールドコイン(WLD)を7月24日ローンチした。ワールドコインが上場されたのはバイナンス(Binance)、フォビ(Huobi)、バイビット(Bybit)、OKXなどの大手暗号通貨取引所である。
ワールドコインは野心的にプロジェクトであり、昨今のAIブームとAIブームの火付け役となったChatGPTを開発したOpenAIのCEOが共同創業者ということで、ローンチ前から注目を集めていた。
ローンチ初日、ワールドコインは急騰した。初値1.70ドルが一時は2倍以上の3.58ドルまで急上昇した。現在、ワールドコインは1.92ドルで推移している。
ホワイトペーパーによると、初期供給は100億WLDが上限となっており、内訳は75%がワールドコインコミュニティ、9.8%が初期開発チーム、13.5%がツール・フォー・ヒューマニティ(Tools for Humanity)の投資家に割り当てられ、200万人を超える初期ユーザーに4,300万WLDが割り当てられる。
ワールドコインについて、イーサリアム(Ethereum)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は「ワールドコインのような効果的で信頼性の高い認証証明システムは非常に価値があると思われる」と主張する一方で、開発競争には大きなリスクがある」と警告した。
彼は以下の4つの課題を指摘した。
・プライバシー
・利用しやすさ
・中央集権化
・セキュリティ
プライバシー
虹彩スキャンは性別や民族性、さらには特定の病状など、多くのデータが取得される可能性がある。
利用しやすさ
ワールドIDを発行するための虹彩スキャンはオーブ(Orb)という装置を介して行われるが、オーブの数が足りない。
中央集権化
オーブにバックドアがインストールされ、悪意のある企業によって偽の人間のIDが作成される可能性がある。
セキュリティ
スマートフォンがハッキングされて、虹彩データを盗まれる可能性がある。また、AIが生成した写真の虹彩や3Dプリンターで作った偽物の人間をオーブが誤って承認した場合、無制限にIDが生成される可能性もある。
そして、ブテリン氏は、「ワールドコインは分散化、利用しやすさ、セキュリティの面で優れた技術を持つProof of Personhood(PoP)プロジェクトとの協力が必要かもしれない」と述べた。
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