多くの暗号通貨投資家が期待する暗号通貨ワールドコイン(Worldcoin:WLD)が7月24日、遂にローンチされた。ローンチ初日、一時は初値から2倍以上の急上昇を見せたことから、多くの人が注目していることが見て取れる。現在、2.35ドルで推移している。
しかし、ワールドコインはローンチ数日から問題に直面した。英国個人情報保護監督機関(Information Commissioner’s Office:ICO)が、ワールドコインの共同創業者でありChatGPTを開発したOpenAIのCEOサム・アルトマン(Sam Altman)氏に対して調査を行う予定であることがわかった。ICOの調査の目的は、ワールドコインプロジェクトのプライバシーとデータ保護の慣行についてより多くの情報を収集することとしている。
ICOは、「ワールドコインは高リスクのデータ処理を行う前にデータ保護影響評価を行う必要がある」と述べた。ICOが指摘するリスクについては、イーサリアム(Ethereum)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が、ワールドコインの4つの課題の一つのプライバシーのリスクとして「虹彩スキャンは性別や民族性、さらには特定の病状など、多くのデータが取得される可能性がある」と警告した。他の3つの課題、ワールドコインのローンチの状況などについては、こちらの記事で解説している。

ICOはまた、「ワールドコインの活動は合意に基づいて自由に行われる必要があり、スキャンを受ける者は不利益を被ることなく自由に辞めることができる」と警告した。
なお、重大なデータ侵害が発生した場合、ICOは最高1750万ポンドまたは企業の全世界での売上高の4%のいずれか金額の多い方を罰金として科すことができる。例えば、2023年4月、ティックトック(TikTok)に対して、未成年の個人情報の取り扱いを含むデータ保護法に違反したとして、1270万ポンドの罰金を科した。
ワールドコインはこの件に関してコメントを控えている。しかし、ワールドコインのウェブサイト上には、「ワールドコインは、ヨーロッパの一般データ保護規則(「GDPR」)を含む、バイオメトリックデータの収集とデータ転送に関するすべての法律と規制に完全に準拠しています。ワールドコインは、ユーザーの明示的な同意なしに、ユーザーからバイオメトリックデータを収集することはありません。 ワールドコインのバイオメトリックデータ同意書には、この分野における目的が明確に記載されています」と記載されている。
世界中の暗号通貨、トークン、プロジェクトの安全性と信頼性を評価するWikiBitでは、ワールドコインのスコアは3.00である。
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