8月11日、米証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission:SEC)は21シェアーズ(21 Shares)とアーク・インベスト(ARK Invest)が提出したビットコイン現物ETFアーク21シェアーズ・ビットコインETF(ARK 21Shares Bitcoin ETF)の申請についてコメントを求めた。そのため、アーク21シェアーズ・ビットコインETFの上場承認は延期された。
SECはビットコイン現物ETFが操作される可能性があるかどうか、ビットコイン市場の流動性と透明性が潜在的な操作を回避するのに十分であるかどうかについてコメントを求めている。
アーク21シェアーズ・ビットコインETFは複数の暗号取引所のデータを使用するS&P ビットコイン指数(S&P Bitcoin Index)を利用してビットコインのパフォーマンスを追跡する。アーク21シェアーズ・ビットコインETFはビットコインを直接保有し、Cboe BZXに上場する計画である。
ビットコイン現物ETFの承認について、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)CEOマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)は8月8日、ブラックロック(BlackRock)の関係者から得た情報として、6ヶ月以内にビットコインETFが承認される見込みであると述べた。
フィンテックプラットフォームのユーホドラー(YouHodler)マーケット責任者ルスラン・リエンカ(Ruslan Lienkha)氏は、「SECのビットコイン現物ETFに関する主な懸念は、ビットコイン・クジラによる潜在的な市場操作である。SECが1つか2つの投資ファンドのETFを承認すれば、理論的に起こりうる。しかし、SECが8つのすべてのETFを承認した場合、これらの企業は互いに反対側に立って頻繁に取引できるようになるため、操作の可能性は大幅に低下する」と語った。ビットコイン・クジラについては、こちらの記事で詳しく解説している。

そのため、アーク21シェアーズ・ビットコインETFの今回の承認延期は、「ビットコイン・クジラによる市場操作のリスクを軽減するため、ブラックロックなど6月に相次いで申請されたビットコイン現物ETFをまとめて承認するためなのでは?」との憶測が立っている。
暗号通貨レンディングプラットフォームLednの共同創設者マウリシオ・ディ・バルトロメオ(Mauricio Di Bartolomeo)氏は、「トレーダーや投資家はSECが承認にできるだけ時間をかけることを期待している」、「今回の決定は市場の期待に対する影響は低い」と語った。
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