イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏のXハッキング手口が明らかに

イーサリアム（Ethereum）の共同創設者ヴィタリック・ブテリン（Vitalik Buterin）氏のX（旧Twitter）が9月9日にハッキングされ、フィッシング詐欺に悪用され69万ドル以上の被害を出した。

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ブテリン氏は9月12日、分散型ソーシャルネットワークのファーキャスター（Farcaster）で、「ハッカーがSIMスワップでハッキングしたティー・モバイル（T-Mobile）のアカウントのコントロールを取り戻すことに成功した」と述べ、今回のハッキングの手口がSIMスワップであることが判明した。また、「何者かがティー・モバイルをソーシャル・エンジニアリングして彼の電話番号にアクセスした」と述べた。

彼は今回のハッキングから得た教訓として、「電話番号が二要素認証（2FA）に使用されていなくても、Xアカウントのパスワードをリセットできる」と述べ、さらに、「Xアカウントに電話番号を登録している場合は削除すべきである」とアドバイスした。また、ブテリン氏は今回のハッキングを受け、セキュリティが高いファーキャスターに乗り換えた。

ブリテン氏のXアカウントハッキングのニュースを受け、イーサリアム開発者ティム・ベイコ（Tim Beiko）氏は、Xアカウントから電話番号を削除し、2FAを有効にすることを推奨した。また、彼は、2FAをデフォルトの機能とし、一定のフォロワー数を超えると自動的に有効になるようXのオーナーであるイーロン・マスク（Elon Musk）氏に提案した。

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